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カウンターから見えてくる

2019.10.26

ソムリエの篠崎です。学生時代にレストランでアルバイトをしたことが今の仕事のきっかけですが、バイトに慣れている三年生や四年生にカウンターをしている人がいて、同じ時給なら私もカウンターがいい‥‥単純にそう思って、カウンターがしたい‥と、恐れ多くも店長に言うと、何故かすんなりカウンターにしてもらったのです。徐々にことの重大さに気付くのですが、特にパフェやサンデーなどに苦戦したのを覚えています。大量にオーダーが入ると途中で店長が入ってきて簡単に作ってしまう‥それを横で見ながら少しずつ覚えていったわけです。今と違ってほとんどが自家製で、ジュース類やプリンなどすべて昼間の社員の方が仕込んでくれていました。レストランでしたが、ジンフィズなどのフィズものや当時流行っていたピンクレディなどのカクテル、それにウイスキーやブランデーなどもメニューにあって、これらはちゃんと味見もして、いろんな意味で覚えていきました。今思い出してもほとんどの物が揃っていた凄いカウンターでした。

しかし、一番役に立ったのは、仕事が終わったあとにカウンターで店長やマネージャーがビールを驕ってくれたり、焼き鳥などのお店によく連れて行ってもらって、そこでいろんな話をしてくれて‥カクテルの作り方だったりディナーの話だったり‥店長やマネージャーはメニュー以外のいろんなことを本当によく教えてくれて、そういった話が結局は学校の授業よりも私には何倍も勉強になったようです。

 

あの頃はみんな見よう見まねで仕事を覚えていきました。興味を持った人ほど自然と学習していったのだと思います。この当時はまだ二十歳前、今60代!どれ位カウンターの中にいたのか…‥勿論テーブル席のホールやラウンジなどでも仕事をしますが、やはりカウンターの中がしっくりきてしまう。ソムリエの資格を取った時でも愛媛にはソムリエは4人位で、当時の食文化としてはあまり必要とされませんでした。結局カウンターで何か飲み物を作っている。松山で初めてワインバーがオープンした時に、そのお店で仕事をさせてもらいましたが、ワインに詳しい常連さんほどカウンターに座られるので、やはりカウンターでワイン談議をしながら仕事をしている。

 

カウンターで飲み物を作るときは材料となるお酒などをカウンターに置いて作ります。当然お客様に見られながらつくりますが、見られて困ることはない、ところがどうしても見られたくない時期がありました。自分で店を始めた時です。フード類を少し作らないと‥なぜ今まで多少たりとも料理を学ばなかったのか? ずっと料理は別の人がつくるもの、私の担当ではないと‥ 身近に立派な先生が沢山いたのに‥

どうしても手元を見られるのが嫌で、カウンターに壁を作ってしまいました。それがこれなんです‥

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やり過ぎですが、すべてグランヴァンのコルクのみだったので、これはこれで中々のディスプレーになりました。今は茶玻瑠の三階「玻璃」のカウンターと、一階のBARでも‥仕事をさせてもらっています。あとどれ位カウンターに入れるか解りませんが、カウンタ-の中から見えてくる様々な景色‥もう少し見届けたいです。行けるところまで行きます。

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